広島汁なし担々麺の世界
広島土産については相方が書いているので、私は広島グルメについてちょっとだけ書こうかなと思います。
広島と言うと「お好み焼き」「牡蠣」を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。あとは「穴子飯」「つけ麺」あたりもご存じの方が多いのかなと思うのですが、今回ご紹介したいのは、ここ数年で激推しされている感のある「汁なし担々麺」です。
中国四川では、汁のない担々麺が一般的だそうで、四川省の担々麺に独自のアレンジを加えて、広島の汁なし担々麺となったそうです。汁なしと言っても全く汁気がないわけではなく、少量のタレと麺をこれでもか!!とばかりに混ぜて混ぜて混ぜて混ぜて混ぜていただきます。ピリリと痺れる花椒はお好みの量で。花椒が苦手な方は入れないという選択もできるお店がありますのでご安心を。
個人的に、汁なし担々麺が大好物なので、単純に紹介したいだけですが、いくつかお店をご紹介致します。
【きさく】
ケンミンショーでも紹介されていた、元祖と言われるお店です。舟入なので、広島駅や紙屋町からであれば、江波行の市内電車(6番)に乗って、舟入幸町まで行く必要があります。
私が初めて汁なし担々麺を食べたのがこのお店。元祖から入ったのは今思えば良かったのかもしれません。
【キング軒】
東京にも店舗があり、「キンガー」と称されるファンも多いお店です。
本店は大手町、広島駅や紙屋町からは、宇品行の市内電車(1番、3番)に乗って、中電前までお越しください。
最近、本通店ができ、そちらは元旦以外無休だし、紙屋町や八丁堀からも徒歩で行きやすい店舗です。あと、流川には薬研堀出張所があり、そちらは日曜日はお休みですが、営業時間が19時~27時となっているので土曜日ならコンサートの後の宴会後でも間に合います!
私は、初めて食べるという人を連れていく事が多いです。
【國松】
こちらも、広島市内にどんどん支店が増えているお店です。紙屋町からだと、本店か大手町のお店が行きやすいかな。大手町店はサイトには載っていないみたいですが、キング軒と同じく、広島駅や紙屋町からは、宇品行の市内電車(1番、3番)に乗って、中電前までお越しください。本店は、八丁堀の電停で降りて、ハンズの裏手をまっすぐ行った、YMCAの向かいにあります。
私が「きさく」の次に行ったお店がこちら。痺れ大好きな私はここではいつも「KUNIMAX」をオーダーします。プリンもあるよ!
【武蔵坊】
本店は地蔵通り店。PARCOから並木通りを抜けて、100メートル道路を超えた地蔵通りに入って割とすぐにあります。
上八丁堀店と、八丁堀からであれば距離的にはとんとんかな。テーブルに「オリジナルブレンド」「赤山椒」「青山椒」「若山椒」の4種類置いてあるので、好みの花椒に調整できますよ。
https://www.facebook.com/musashiboooo/
【花山椒】
ここまでのお店とはちょっと違った味の担々麺です。以前「ありえへん∞世界 史上最大2時間30分!へんなレストラン大集合」で紹介されています。当時は営業時間がすごく短くて、本業(学習塾!)と重ならないランチタイムのみだったり、春夏冬休みは休業だったりしました。現在は店舗も増えたし、ランチのみという事はない…はず。八丁堀からであれば、八丁堀交差点で中国銀行のある側に渡り、白島線に沿って歩いていくと左手にあります。大手町店はこれまた、広島駅や紙屋町からは、宇品行の市内電車(1番、3番)に乗って、中電前までお越しください。
こちらのお店が他と一線を隔しているのは、サービス(無料!)のサイドメニューの多さ!あと、担々麺以外のメニューも結構あるところです。無料のサイドメニューにはセルフサービスで「冷奴」「インスタントの味噌汁」「インスタントのお吸い物」「インスタントのわかめスープ」「ザーサイ」「漬物」「サラダ」必ず全部があるというわけではないですが、こんなにたくさんいいの!?と戸惑うくらいあります。それと、フリーのトッピングも他の追随を許さない種類、テーブルに置いてあります!ブレンド山椒や唐辛子だけじゃなく、粉チーズやカレー粉もありますよ~!
【麻沙羅】
変わり種の汁なし担々麺があるお店。「あぶりチーズ」「スパイシーカレー」「チリトマト」「汁なしスープ担々麺」なんていうメニューもあります。いわゆる担々麺を!という方には向きませんが、もう基本は食べた事があるという方にお薦め。こういうのアリなんだ~!という新しい世界が待っています。もちろん、基本の担々麺も美味しいよ!
場所は、紙屋町交差点から2ブロックくらい先の、ブックオフの裏手です。
http://spicymasara.com/menu-3/
【鉄板屋 我んが】
鉄板屋?となるよね、なりますよね。ランチタイムは汁なし担々麺を提供されていて、これが専門店並みに美味しいのです。場所は、紙屋町交差点からも近いラウンドワンの裏あたりです。
https://www.facebook.com/ganga2010/
他にもたくさんお店があるのですが、普段から自分がよく行っているお店に絞るとこんな感じかな。
ほとんどのお店(今回紹介した中では「我んが」以外)では、最初に券売機で食券を購入します。結構並んでいても、回転が速いので見た目ほど待たないで食べられます。
初めてだと何を頼んでよいか迷うと思いますが、私は初めてのお店ではそのお店の基準の辛さで注文し、トッピングの温泉卵とネギ増量を必ずします(トッピングにセロリがあるところはセロリにしたり、ネギとセロリのハーフ&ハーフにしてもらったりもします)。お店には、残った汁にライスを入れて担々ライスに!と書かれているところが多いですし、実際どこの店舗でもたいてい「ライス」もメニューにありますが、女性だと食べきれないケースもあると思いますし、ライスのシェアはご法度のお店もありますのでお気を付けください。
私はライスは食べきれない事がわかっているので、残った汁に温泉卵を投入してまろやかになった汁をいただくスタイルです。卵は別の器に入って来るお店と、担々麺の上に最初から入っているお店がありますが、個人的には別の器に入って持って来てくださるお店が好きです。辛さが苦手な方は、最初に卵を投入して、しっかり麺と絡ませたらマイルドで食べやすくなりますよ。
花椒の辛さは後から追加することができるお店も多いですし、唐辛子で辛くなるお店と、花椒で痺れが強くなるお店と、そのお店ごとで違っていたりもしますので、初めてのお店の場合はいきなりハードルあげず、後から調整した方がよいかなーと思います。
そうそう、担々麺はチェーン居酒屋やコンビニにも置いてあったりするのですが、初めてはできたら専門店で召し上がってください。専門店じゃない場合は最大公約数に近づけるためか、専門店のものとは、正直、味が、全然違います。
ポイントは、とにかく、混ぜて混ぜて混ぜて混ぜて混ぜて!最低30回は混ぜて、汁気が完全になくなってから一口目を食べてくださいね。
日曜日お休みだったり、昼と夜の営業時間が分かれていたりするお店も多いので、店舗の営業状況は確認の上でご訪問くださいませ。
汁なし担々麺、好きになってくださると嬉しいです!