せめてこの祈りだけは君に届くように。

こういう感じで騒ぎになっている時に思い出す、宝塚のファンだった頃に聞いた話。

宝塚は「未婚の女性」にしか在団資格がないので、もしも結婚する時は退団をすることになります。

とある男役スターさんが、結婚が決まったために退団をする決意をしたんだけれど、その発表をする前に、ファンにその情報が伝わりました。

絶大な人気を誇るスターさんだったので、ファンは「退団しないでください」という署名運動をし、集まった署名により、その方は退団することをやめました（つまり、決まっていた結婚をやめました）。

それって本当に「良かった」と言っても良い事なのかな、と思ってしまうのです。

個人的には「また逢える未来が絶対に来るとは限らない」という覚悟は、なんとなくいつも持っている。だからといって何かがあった時に、全く堪えないワケではないけれど、それでも。

とにかく、できる限り観たいと思うものは観ておきたい。

そうしたって、100％の満足で後悔なんてないよって言えるには難しいだろうけれど、もっとこうしておけばよかったとばかり思いたくないから。

色んな想いがあると思うけれど、未来の「君たち」が選んだ事を後悔しないといいなと思います。

誰かのために生きることも素敵な事だけれど、まずは自分のために生きればいいよ。