恋にうつつのCrazy

神山智洋くんを全力で応援しています。

Tough Weeds*覚書(1幕後半/感想編)

今更書いてる松竹座覚書、更に続きます。今回は1幕後半(芝居部分)の感想。

あらすじについては別エントリで書いていますので、観てない方はそちらを先に読まれた方がわかりやすいかと思います。

 

ネタバレ配慮は必要ないのですが、非常に長いので続きに隠します。

 

 

関西ジャニーズJr. 大阪松竹座夏特別公演

Tough Weeds 光の射すほうへ…

 AND SHOW TIME

 

【芝居プロローグ】

ショータイムが終わると、BIG GAMEからお芝居部分に入ります。

Z房メンバーが歌い繋いでいく形で、歌っている人の役名と一緒に逮捕時の新聞記事が舞台のカミテシモテの壁に映し出されるのだけれど、しっかり読めるメンバーと読みづらいメンバーがいて残念。こういうのをしっかりチェックしたいのよー!

パンフレットがあれば載ったよなぁと思うんだけれど、今回はパンフレットがなかったんだよ…まぁ色々な事情があるんだろうけれど(ぶっちゃけると費用対効果とかそういう)、芝居がある時はパンフレット欲しいよなぁ…。

と、話が逸れた。淳太から順番に出て来て歌うんだけれど、淳太は分厚い本を読んでて、自分のパート終わったらカミテのスピーカー前に寄りかかって本を読んでて見惚れました。本を読んでる伏目が本当に綺麗。

照史は回った盆のセリにしゃがんでるんだけれど、この子の存在感って本当に凄いなと思った。気がついたら視線を向けちゃってるの。観ようと意識しなくても。それって凄い武器だよなーと思う。

曲終わりで最初にZ房にいない文一はシモテ奥へ、照史と菊岡はカミテに一度ハケる。この時に照史が衣装のフードを被りながらチラっと客席見る時の表情が何とも言えずいい感じ!

 

【タイソン(文一)がZ房に戻ってくるところ】

タイソンが独房に行く原因となった喧嘩の相手のシュン(淳太)は、ずっと本を読んでいてリュウジ(照史)やケッペキ(菊岡)が新入りとして入って来てもその輪に参加していないのだけれど、タイソンが戻って来たところで本から顔を上げて、タイソンにニッと笑いながらピースして挑発します。ここの一連がツボでした。必ず挑発するシュンを見ちゃって、他の人が何しているのか実は知りません(オイ)。

 

【アドリブ】

リュウジは自己紹介する時、他の名前を言ってボケる。「錦戸亮」「今井翼」など先輩の名前が多かったけれど、一度「柳沢慎吾」って言った事があって、その後「ちがうかーちがうかー」って言われても、いや違わないかも、とこっそり思ってしまった、ごめん(笑)。

 

【カラス(伊藤)をリュウジがくすぐるところ】

ここ、リュウジが泣き真似しながら「理由なんて何でもいいやないの」って言ってるんだけれど、本当に聞き取れなくて、シモテの口元が見える席に入って初めて何て言っているのか解読できました。まぁ聞き取れなくてもそんなに影響がないセリフではあるんだけれど(ニュアンスは伝わるし)、聞き取れなくならない加減は身に付けて損はないかな、と。

 

【暗転して、シュンのモノローグが重なる部分】

シモテ側の薄闇の中で、シュン以外のメンバーが固まって小芝居(腕をクロスさせるように合わせる挨拶の仕草をやっていたり)するのだけれど、ネタをやっていたりする日はシュンのモノローグに関係なくかなり笑いが起きるのが気になる回もあったな、と。

 

【食堂】

R房メンバー(Hey!Say!7 WEST)登場。ナチ(神ちゃん)はツナギを上半身着ないで腰でくくってて、ライオンがばばーんとプリントされた白い緩めタンクを着てるんで肩が、肩が、肩が…(わかったから落ちつけ/笑)。

R房6人は配膳の列に割り込んで「ちょっと待て」と肩を引っ張られるんだけれど、もうその時から「はぁ?」っていうガラの悪い表情。リュウジにナチが「俺たちはR房のメンバーなんや」って言うんだけれど、ら行の発音が偉い巻いてて、どうしたのかっていうくらいなんだけれど、よくよく考えたらDRAMATIC-JのメイキングDVDでも巻いてた…つまり素なのかアレはって言うね(苦笑)。いや、いいけどかわいいけど(末期ですから)。

R房のことを知らない新入りに説明してあげて、というソラ(小瀧)のセリフがあって、毎回ではないんだけれど、手をぱんぱんって叩いて「説明してあげて」って言った時があって、その偉そうな態度はまさかこの子まだ中1だなんて末恐ろしくなりましたよ…。

最終的にR房とZ房の乱闘になるんだけれど、ナチは最初に誰か(オイ)に配膳台の方に押されて配膳台の上の物を落としながらぶつかり、カチンとキレて誰か(多分、シュン?)と乱闘するんだけれど、割と早いうちにシモテに倒れ込んでそのまま座り込んでしまうのね。その最初が客席に背中を向けた状態だからそれだけでメロメロですよ。シモテ入ったらもう大変ですよ、フィーバーですよ(私が)。そんなこんなで、WEST好きの友達からあちこちで繰り広げられる乱闘シーンのWEST情報を得て、あちこち色々観られるようになったのは観る予定数の半分を過ぎてからでした…相変わらず残念な私(涙)。

テツ(竹本)はタイソンに追い掛け回されていたり、ボコられた挙句にぺったん座りしてほっぺたに手を当ててイタイイタイという仕草をしていたよ。可愛過ぎてどうしようかと。あと、乱闘に入る前なんだけれど、カイト(重岡)がケッペキに難癖を付けるところで、ソラは配膳台のところに行って、食事を食器に注いでくれるくず鉄(薫太)に受け取ったその食器の中の物を頭から掛けていたりとかなり意地悪でした…そんな小瀧に「こわーい」と言いつつちょっと惚れそうになったなんてナイショですよ(こっそり)。

Z房のメンバーが看守にも手を出したためにシュンとリュウジが独房入りになって、看守長が「飯抜きだ、房に戻れ」って皆に言うのだけれど、その前にシュンがナチに「来い来い」って挑発して、ナチが向かっていこうとするのが非常に戦闘的でかっこいいのです。いやもう、何でもかっこいいんでしょって言われたらそうなんだけど(…。)でもかっこいいんだもんっっ。

 

【独房】

シュンが弟の事を話しているところで、弟を見ているシュンの視線独房が大セリの上で、弟と友達が本舞台の上にいる状態が非常に優しくて。一度シュン→弟の延長線上になる辺りの席だった時なんてその優しい視線に溶けちゃって前後の記憶ないくらい骨抜きですよ(←ちょろい)。

ここのやり取りは、2人だけの場面と言う事もあってか見る度にセリフのトーンや言い方を変えていた印象があるな。

 

【腕立て伏せ】

シュンとタイソンが二人で腕立て伏せをしてる!

タイソンの方がスピードが速いので(多分回数を決めてやってる)、先に終わるんだけどね。

ところで、衣装がツナギなんですよ。前はちょっと肌蹴てるんですよ。それで腕立て伏せですよ。正面の席だった時、ちょっと目のやり場に困りました…いや、見たけど(察して)。

 

【シュンの「お金貯めて」の仕草】

中日辺り、シュンが将来の夢で「お金貯めて、アパートでも借りて、弟と一緒に暮らす」と言うところで手で輪っか作って「お金」の仕草をしていたんだけれど、後半この仕草しなくなったんだよね。何気に好きだったんだけど、クールなキャラ設定にあの「お金」の仕草はNGだったのかな…。

 

【コンビニ兄弟のケーキ屋】

ノリ(龍太)がレン(龍規)の焼くホットケーキが絶品であることを説明して、それをくず鉄が受けて「絶対ケーキ屋行くね!」と言う場面、非常にくず鉄がかわゆーて困ります。どんどんくず鉄はカワイコオーラが増していったんだよなー(オツムの弱さも上がったけど/笑)。

個人的にヒットだったのは「お兄のホットケーキは食べたら安心すんねんで」「ほっと、ケーキだけに」「うわわー、あんしんする?ほっと、けーき?ぜったいケーキ屋行くね☆」の回かな(笑)。

 

【トシローがリーダーに任命される】

どうしてもトシロー(濱田)はリーダー(という名の幹事業務)を押し付けられた感が拭えないのですが…。まぁ、後から出てくる手紙で、リーダーになった事を非常に嬉しそうに母親に伝えようとしているので戸惑っていただけで嬉しかったんだ、と思う事にします。だって「トシローがリーダーな」と言われた時のキョドりっぷりったらないんですもん。ここで「え、そんな役職的なものって○○しか経験ないし」とアドリブで言っていたんだけれど、個人的に好きだったのは「小学校の時の日直」でした。いや、本当にこの子役職的なものやった事ないやなって思うじゃない、だって日直だよ?(笑)。

他は「美化係」「いきもの係」なんてのがあったよ。

 

【シュンの手紙】

最初のところ、言いながら本当にその通り書いてるんだよね。

サトシが花道に出てきたところで、シュンのいる場所は照明が落ちるんだけれど、その後も芝居続けてるのでそちらに夢中でした。だってシュン好きだったんだよー。

 

【送別会】

コンビニ兄弟が焼いたケーキは、真ん中が真っ黒でみんながなかなか手を出さないんだけれども、くず鉄(ちょっとオツムが弱い子設定…)がためらいもなくはぐはぐ食べます。デカいのに非常にキュート!もう、くず鉄が喋る度に客席からほわわわーんと見守りオーラが出てましたもん。

後半は、ここのかわいこぶってるくず鉄に対してタイソン(短気設定)がイライラし始め、そんなタイソンに「タイソンもたべなよぉーおいしいよー」なんて言うもんだから、ブチ切れたタイソンにくず鉄が威嚇され追いかけまわられ逃げ惑ってました。キレるタイソンがかっこいいんだコレが。ええ、タイソンにも何度「惚れてまうやろ~」状態になったかわかりません私(えへへ)。

 

【出し物】

ケーキの後は、出し物のコーナーという設定でBOXが2つ出て来て、ひとつにお題、もうひとつには名前(役名)を書いた紙が入っており、当たった人がそのお題の設定で小芝居をします。

先にお題を引いてから、誰がやるかを決めるくじ引きをするんだけれど、シュンはいつも正座して手をお祈りするみたいに組んでその手で頭を抱えるようにちっちゃくなっていて、アンタどんだけ当たりたくないねん!って突っ込まずにいられない姿になってましたよ。ま、それでも当たる時は当たるんですが(笑)。

当たった時のお題は「キスする時のひとこと」で、シュンは「お前のそのくちびるで、俺のたらこを明太子にしてくれないか?」でした。そしてみんなで♪たーらこー たーらこー と合唱(笑)。

あと、龍太がお題に当たった時は「遅刻したイイワケを上司にする」だったのだけれど、上司役誰がやるー?という間もなくお兄(龍規)が「俺が上司やったるわ」と申し出たのは流石だと思いました…。

そして、佐久間ばかりが続けて当たっていた時に、佐久間自身が引いても佐久間が出て、「佐久間しか入ってないんちゃうん」と本人からモノイイが付き、トシロー(普段抽選する係だった)が「そんなことないで」と中身を改めたんだけれど、確かに色んな名前が入っていた…まではよかったのだけれど、「レン」「ノリ」が入っていたのはもちろん「コンビニ兄弟」という紙も入っていて、室兄弟同時に「何で!」と突っ込んだスピードの速さったらなかったです。ホントみんなやりたくないのねぇ…ま、無茶振り状態だからそりゃそうか。

 

【身体検査】

所長と看守長が入って来たところで、シュンが舌打ちしてマイクに乗るか乗らないかの声量で「めんどくせぇ」ってつぶやいてるのが実はツボでした。

トシローが罪を被って独房に連れて行かれる場面で、シュンがトシローに向かって「嘘つくなよトシロー」って言うところはセリフが毎回違っていたのだけれど、1度「嘘つくなよ、お前煙草吸わへんやろ」って言った回があって好きだったんだけど、私が観た中ではその回しか言わなかったなぁ…。

 

【独房のトシロー】

色々なパターンで芝居しているなと一番感じたのは、トシローの独房場面だなぁ。

大きく分けて「泣く」と「笑う」があったんだけれど、泣くパターンで一番印象に残った回は、まずZ房の皆がトシローに差し入れに来てくれる場面で、笑って「大丈夫やで、リーダーは強いんや」って言った後、皆の顔を見てたらその笑顔が崩れて泣き顔になって「…怖かった」って言ったバージョンかなぁ。観た中で1度しかなかったんだけどね。このパターンをもっと観たかった…(好みでした)。

死んでしまう場面は、笑って「俺、いいリーダーになれたかなぁ」って言うパターン、泣きながら「おかん、親孝行できそうにないわ」って言うパターン、皆からの差し入れのパンを口に運ぼうとして手が震えだして食べることができず、恐怖の中死んでしまうパターンを観てて、一番観た回数が多かったのは泣くパターンだった印象です。後半日程で観た回に多かったからかもしれないけど。

 

【朝礼】

カミテから、Z房、R房、少年囚(Big Gangs)と並んでいて、R房はカミテが先頭から重岡・神ちゃん・流星、シモテが小瀧・竹本・新垣…だったかな。神ちゃんはあくびしてます。手をちょっと拳みたいにして口のところに持っていってね。

トシローの死が告げられたところで、ちょっと間があってからフリーズして、ナチ(神ちゃん)は帽子を地面に叩きつけてキレて「どんだけ腐ってんねん、この刑務所」って言うんだけれど、その後アオノ(流星)が「行こうぜ」って言うとR房のメンバーは房に戻る(ハケる)のね。それを観て流星ファンの友人は「流星がR房のリーダーだ~」って言ってました…そ、そうなの?(笑)。

 

【脱獄や!】

シュンは、トシローの死を告げられた時点で放心してしまい、Z房に戻るとタイソンがシュンを座らせたりします。それで、タイソンはシュンの傍に座るんだよね…いいよね、このコンビ(Z房ではシュンとタイソンが好きなんです、わかりやすい?)。

佐久間の言葉でレンがキレて「死んだトシローは戻って来ない」と言ったところで、それまで放心していたシュンに表情が出るのだけれど、大きく分けて2パターンあって、笑ってから泣くのと、みるみる表情が崩れて泣きながら壁に自分の身(頭だったり手だったり)を打ち付けるパターンとありました。笑ってから泣くのは前半日程でしか観なかったなぁ。わかりやすいのは最初から泣いてしまうパターンだと思うんだけれど、笑ってから泣くパターンも悪くなかったと私は思うんだよね。動揺してる感じが伝わったし、もうちょっとあのパターンを極めて欲しかった気もします(もったいない)。

で、レンの言葉を聞いて、奥歯をギリリと噛み締めて、仕返しに行こうとする場面のタイソンがホントにカッコいいんだよね。その後のシュンの「ひとりでカッコつけんなよ」ってセリフがこれまた泣かせるんだ…私はトシローが死んでしまう場面より、ここのタイソンとシュンのやり取りに泣かされそうになる事が多かったなー。

私はどうしてもシュンとタイソンの方にばかり気を取られ視線が向いていたんだけれど、相方から「その時の照史観て!」と言われてそちらも観たのね。リュウジは、タイソンを止めにいく前までは泣いていて、止めに行くために立ち上がる時に両手で目をゴシゴシと拭いてからタイソンに向く時には泣いてないのね、ちょっと微笑んでるの。それで、タイソンに「あいつが殺されて、それでも笑えって言うんか!」と怒鳴られた途端、ぐちゃっと表情が崩れて膝から崩れながら泣きじゃくるように「わかってるよ…俺だって…俺だって…」と言うんだけれど、そこまでトコトン前向きだったリュウジが初めてネガティブな表情と行動を見せる場面で、だからこそ胸がぎゅううっと痛くなる場面でした。

そして1幕最後、Z房のメンバーが脱獄を決意して、センターにがっと集合して「行くぞ!」「おうっ!」て言って終わるんだけれど、この場面が鳥肌立つくらい好きでした。ここの集合写真をステージフォトで売って欲しかったよ…。雑誌もここの場面より、鼓動歌ってる場面の写真ばかりだったのよね。まぁ、1幕最後だとBOYS二人がいないからなんだろうけどね。

 

ここで休憩。芝居2幕は別で書きます。